日本国憲法における「国民」概念の限界と「市民」概念の可能性 「外国人法制」の憲法的統制に向けて
佐藤 潤一:著
A5判 398ページ 上製
価格:6,160円 (消費税:560円)
ISBN978-4-88125-148-5(4-88125-148-1) C3032
奥付の初版発行年月:2004年03月
価格:6,160円 (消費税:560円)
ISBN978-4-88125-148-5(4-88125-148-1) C3032
奥付の初版発行年月:2004年03月
内容紹介
日本国憲法のもとでの外国人法制につき、「国民」「国籍」と「市民」「市民権」概念の関係を究明した、深く、多面的取り組みによる憲法論の論考。イギリス法における「居住市民権」の考察を引いている。
著者プロフィール
佐藤 潤一(サトウ ジュンイチ)
1972年 東京生まれ
2003年 専修大学大学院博士後期課程修了 博士(法学)
現 在 専修大学大学院任期制助手・専修大学社会科学研究所特別研究員
著作・論文
「National Securityによる外国人の権利制限―イギリス1998年人権法の試練」『専修大学社会科学研究所月報』No.487,2004。「『国民』概念の限界と『市民』概念の可能性―「居住市民権」の提唱」憲法理論研究会編『憲法と自治』敬文堂,2003。「2001年イギリス総選挙調査報告 (資料)」(共著)『三重法経』118号,2001。京極高宣・高橋重宏編『平成15年度 学校法人社会事業大学日本社会事業学校通信課程副読本(第1版)』(「法学」の項目担当)北隆館,2003。
目次
本書の目的と構成
第1部 憲法における「国籍」と「日本人」──「国民」概念の限界
第2部 「市民」概念の再検討──「シチズンシップ」論の批判的考察
第3部 イギリス法における「国籍」と「市民権」
第4部 国際人権規約における「市民」と市民概念の可能性
第5部 地方自治体における「参政権」
結論 地域的市民権と憲法解釈