ユングの宗教論 キリスト教神話の再生
高橋 原:著
四六判 326ページ 上製
価格:3,190円 (消費税:290円)
ISBN978-4-88125-164-5(4-88125-164-3) C3016
奥付の初版発行年月:2005年10月
価格:3,190円 (消費税:290円)
ISBN978-4-88125-164-5(4-88125-164-3) C3016
奥付の初版発行年月:2005年10月
内容紹介
ユングが展開してきた「神学」は異端的、異教的であり、新宗教やカルトとも並び称される。本書は、ユングが生涯にわたって示したキリスト教へのこだわりに着目し、その宗教論の特徴を明らかにする。
著者プロフィール
高橋 原(タカハシ ハラ)
1969年生まれ。東京都出身。
1994年 東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。
2004年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
現在,財団法人国際宗教研究所研究員。東京女子大学,日本女子大学,立正大学で非常勤講師を務める。
『近代日本における知識人と宗教 ― 姉崎正治の軌跡』(共著)深澤英隆・磯前順一編,東京堂書店,2003。『ユングとスピリチュアリズム』(共訳)F. X. チャレット,第三文明社,1997。ほか
目次
第一章 序論
第二章 分析心理学は宗教か ― 近年の議論から
第三章 心理療法と世界観 ― ユング自伝に見る神話としての分析心理学
第四章 初期のキリスト教批判 ― 父とA. リッチェルとの対話
第五章 フロイトとの関係に見る宗教観
第六章 個体化論とグノーシス主義
第七章 ブーバーとの論争をめぐって
第八章 ホワイト神父との対話と『ヨブへの答え』
第九章 結論