岡本かの子作品研究 ― 女性を軸として
溝田 玲子:著
A5判 218ページ 上製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-88125-171-3(4-88125-171-6) C3095
奥付の初版発行年月:2006年03月
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-88125-171-3(4-88125-171-6) C3095
奥付の初版発行年月:2006年03月
内容紹介
濃厚な作家のイメージをあえて捨象し、作品から純然と立ち上がってくる小説のヒロイン像を軸に、『渾沌未分』『生々流転』などの主要作品を論じる。第1部「作品における都市」、第2部「ジェンダーからの解放」をテーマに、斬新な作品論を提示。
著者プロフィール
溝田 玲子(ミゾタ レイコ)
1973年 京都府生まれ
1995年 フェリス女学院大学文学部国文学科卒業
1998年 専修大学大学院文学研究科修士課程修了
2005年 専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了(文学博士)
目次
序
第1部 かの子作品における<都市>
第1章 『渾沌未分』論―小初の見据えた東京
第2章 『丸の内草話』―エネルギー体としての都市
第3章 『女體開顕』論―「渾沌」の巨都
第2部 ジェンダーからの解放
第4章 「花は勁し』論―芸術を生む存在
第5章 『生々流転』論―<鏡>としての蝶子
おわりに