米国統治下沖縄の職業と法
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-88125-228-4 C3032
奥付の初版発行年月:2009年07月 / 発売日:2009年07月中旬
米国統治下の沖縄における住民を対象とした職業保障に関する法制度の形成と発展の過程を考察し、その特質を究明する。
中野 育男(ナカノ イクオ)
1952年 神奈川県箱根町生まれ 法政大学大学院社会科学研究科博士課程修了。社会学博士
法政大学講師,宮崎大学助教授などを経て,現在,専修大学商学部教授。
『米国統治下沖縄の社会と法』専修大学出版局,2005。『職業と仕事・・・働くって何?』(共著)専修大学出版局,2008。『学校から職業への迷走』専修大学出版局,2002。『スイスの労働協約』専修大学出版局,2007。『スイス労働契約の研究』労働総合研究所,1995。『市民社会の変容と労働法』(共著)信山社,2005。『グローバル化の中の福祉社会』(共著)ミネルヴァ書房,2009。『福祉国家への視座』(共著)ミネルヴァ書房,2000。『少子化と社会法の課題』(共著)法政大学出版局,1995。ほか
目次
はじめに
第1章 米国統治下沖縄の職業教育
1節 職業教育の焦土から復活
2節 職業教育の発展
3節 職業教育法制の展開
4節 職業教育と生徒の急増対策
5節 職業教育の実態
第2章 米国統治下沖縄の労災補償
1節 軍労働傷害賠償
2節 労基法の制定と災害補償
3節 労災保険法制
4節 労災保険の実施状況
第3章 米国統治下沖縄の失業保障
1節 失業保障の制度形成
2節 失業保障の実態
3節 失業保険法及び関係法令の改正経過
4節 失業保障と基地経済
第4章 米国統治下の沖縄における職業紹介
1節 沿革と背景
2節 職業紹介法制の整備
3節 職業紹介の実態
第5章 米国統治下沖縄の職業訓練
1節 技能労働力の不足
2節 職業補導
3節 職業訓練法の成立
4節 軍関係離職者の転職訓練
むすび