若者再考 自己カテゴリ化理論からの接近
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-88125-244-4 C3011
奥付の初版発行年月:2010年02月
若者特有の行動が了解可能となるような、自己カテゴリ化理論を基にした「理論的枠組み」を分析・提案し、特有行動の生起について理解を深化させる。
大和田 智文(オオワダ トモフミ)
1992年 専修大学法学部法律学科卒業
2004年 東京成徳大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻修士課程 修了
2007年 専修大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学
2007年-2009年 専修大学人文科学研究所 特別研究員
現在,関西福祉大学社会福祉学部講師, 博士(心理学),臨床心理士・学校心理士。
専門:社会心理学,臨床心理学。
【主要著書論文】
「攻撃行動に影響を及ぼす状況要因と一般的信頼に関する検討」(共著)『対人社会心理学研究』No. 6, 2006。「若者観察者の社会的アイデンティティにみる若者行動理解の諸相に関する検討」『専修総合科学研究』No. 14, 2006。「若者らしさの表出としての一人称への意味づけ―集団に応じた意味づけの違い―」(共著)『対人社会心理学研究』No. 8, 2008。「若者カテゴリへの同化に必要となる個人内の諸側面」」『専修総合科学研究』No. 17, 2009。「若者カテゴリーへの同化と一人称の機能―若者行動の理解に向けて」(分担執筆)下斗米淳編『自己心理学6 社会心理学へのアプローチ』金子書房,2008。ほか
目次
第 Ⅰ 部 序論
第 1 章 問題提起と本書の目的
第 Ⅱ 部 実証研究
第 2 章 若者特有の行動に関する実態把握
-若者観察者の視点から-
第 3 章 若者特有の行動に関する実態把握
-若者の視点から-
第 4 章 若者特有の行動の指標としての一人称の使用の様相,
およびその機能的意味
第 5 章 重要となる集団への同一視と一人称への意味づけとの関連
第 6 章 若者カテゴリの知覚に伴って生じる若者カテゴリへの同化
第 7 章 若者カテゴリへの同化に必要となる個人内の諸側面
第 8 章 一人称の機能的意味より生じる自己イメージが,若者
カテゴリへの同化に必要となる諸側面に及ぼす影響
第 Ⅲ 部 結論
第 9 章 本書の結論と展望