グローバル企業のリスクマネジメント 財務情報の利害調整及び情報提供機能の強化に関する考察
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-88125-274-1 C3034
奥付の初版発行年月:2013年02月 / 発売日:2013年03月下旬
本書は、国内企業が多国籍展開(グローバル化)するときのリスクマネジメント問題を、ガバナンス・リスクと、財務情報の質的改善をいかに図るかという二つの視点から論じる。
高野 仁一(タカノ ジンイチ)
1949年 茨城県生まれ
1972年中央大学商学部会計学科卒業,1976年中央大学大学院経済学研究科修士課程修了,2009年東京国際大学大学院商学研究科博士前期課程修了,2012年専修大学大学院商学研究科博士後期課程修了,博士(商学)。
1975年より,日本国内の税理士事務所,日経企業及び外資企業に勤務の後,1985年に渡米,プライスウォーターハウス会計事務所(米国)等に勤務。1993年に帰国,外資系グローバル企業に勤務し,アジア太平洋地域担当の最高経理財務責任者として活動。現在,高野国際会計事務所代表,米国公認会計士(カリフォルニア州),米国公認評価アナリスト(Certified Valuation Analyst),税理士。
主要著書(共著)『環境変化とリスクマネジメントの新展開』白桃書房,2012年。
主要論文(単著)「グローバル企業のガバナンスとリスクマネジメントの方向性」『専修ビジネス・レビュー』2010年,「雇用に関するCSRとリスクマネジメント」『危機と管理』第41号,2009年。
目次
序 章
第1章 グローバル企業のリスク環境と持続的成長への模索
第2章 財務情報における制度・規制によるリスクマネジメント
第3章 財務情報に関するリスクマネジメントのパラドックス
第4章 グローバル企業のガバナンスとリスクマネジメント
第5章 財務情報と内部統制の概念フレームワーク
第6章 内部統制における決算・財務報告プロセスの評価モデル
終 章 総括