近代デザイン史
A5判 216ページ
価格:2,164円 (消費税:197円)
ISBN978-4-901631-70-9(4-901631-70-5) C3070
奥付の初版発行年月:2006年04月
価格:2,164円 (消費税:197円)
ISBN978-4-901631-70-9(4-901631-70-5) C3070
奥付の初版発行年月:2006年04月
内容紹介
市民社会意識の出現とともに出発した近代デザイン。近代デザインとは、理想的生活と環境へのプロジェクトであった。19世紀初頭から現代までの近代デザインの展開を、グラフィック、エディトリアル、ファッション、クラフト、プロダクト、建築など各領域の詳細な論述とともに俯瞰・分析・解説。モダニズムからモダニズム批判、ポストモダン、ユニヴァーサリズムへ。デザイン史がどのように記述されてきたのか、デザイン史の現在を問いながら、歴史的・思想的視座とともにその変遷をたどる。
目次
序論 デザイン史の現在=柏木博
第1章
1 近代デザインにむかって=柏木博
あらたな環境とデザインの提案/貧困の発見と計画/ほか
2 近代デザインの展開=柏木博
規格化=均質化への指向/デザインのユニヴァーサリズム/普遍主義の矛盾/ほか
第2章 グラフィックデザイン=今井美樹
近代ポスターの誕生/芸術運動とデザインの諸相/造形芸術としてのデザイン/市民生活のデザイン様式/デザイン・システムの成立/イラストレーション/デジタルメディアとデザイン
第3章 エディトリアルデザイン=奥定泰之
書物文化のメディア化/中世写本のエディトリアルデザイン/モホリ=ナギのエディトリアルデザイン/書物の未来
第4章 ファッションデザイン=井上雅人
モダンデザインはファッションを対象としてきたか/パリにおいて、ファッションがいかに産業になったか/ファッション産業が、いかにして世界システムとなっていったか/ほか