映像表現のプロセス
価格:4,070円 (消費税:370円)
ISBN978-4-901631-94-5 C3074
奥付の初版発行年月:2010年04月 / 発売日:2010年03月下旬
本学映像学科出身の映像作家5人自らが、在学中に制作した作品を素材にその発想から独自のテクニックまで、普段明かされることのない制作過程を詳細に語る。ドラマ、CGなど異なるジャンルそれぞれの特徴や工夫とともに、分野を超えた映像表現のプロセスの共通性が明らかに。また、岡川純子による映像メディア表現に必要な基礎知識や参考資料を収録。豊富な情報を行き来することで映像メディア表現の理解を深めることができる、映像表現入門者必携の一冊。作例5作品を完全収録したDVD付。
目次
はじめに 板屋 緑
第 1 部
映像表現―制作のプロセス
映像制作における4つの作業過程
映像制作過程表
制作ノート1 /ドラマ
『single』中江和仁
制作ノート2 /ドキュメンタリー
『花のこえ』太田綾花
制作ノート3 /CG+実写
『IMMEASURABLE MYSTIC BOOK』平沢翔太
制作ノート4 /モーショングラフィックデザイン
『Composition with Piet Mondrian』黒田教裕
制作ノート5 /インスタレーション
『translate』志村信裕
第 2 部
映像表現の基礎知識 岡川純子
1 章 映像メディアとは何か−−映像の成立
機材と感材の歴史/映像メディアの特徴
2 章 映像表現
1 映像制作の前に
映像メディアで表現する、ということ/コミュニケーションの構造・映像言語/プロセス
2 撮影技術
視点/場所・空間・時間/撮影/録音/スクリプト(記録)/編集/整音/タイトル、クレジット
3 章 映像制作にかかわる法律、権利、許可
権利/許可
4 章 映像メディアの今日
映像メディア表現利用の範囲と分野/映像メディアの広がり
5 章 映像を作る、映像で伝える
1 誰もがカメラマン、誰もがディレクター
デジタルビデオの出現/個人制作のシステム/普段見ている「映像」はプロの仕事/映像は常に構成されている
2 映像で表現するにあたって
映像は万能な表現手段ではない/カメラは武器ではない/表現は何によって決まるか
参考資料
参考図書/参考映像/著作権について
用語集