グローバライゼーションの中のアジア
A5判 289ページ 上製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-902774-96-2 C3033
奥付の初版発行年月:2013年02月 / 発売日:2013年02月中旬
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-902774-96-2 C3033
奥付の初版発行年月:2013年02月 / 発売日:2013年02月中旬
内容紹介
本書は、第Ⅰ部「グローバライゼーションとアジア」、第Ⅱ部「金融」、第Ⅲ部「環境」、そして第Ⅳ部「食糧と労働」の4部構成になっていて、今日のアジア経済が直面する様々な課題に迫ろうとしている。グローバライゼーションの流れの中にあるアジアの経済発展の姿を多角的に追いながら、この急激な変動に身をさらしている国々の経済メカニズムを実証的、理論的側面から捉えようとした研究者達の知的冒険の試みである。
目次
序文
第Ⅰ部 グローバライゼーションとアジア
第1章 グローバライゼーションの下における企業・市場・政府間の動態的関係
第2章 東アジア諸国におけるM&Aの進展:欧米諸国との比較分析
第Ⅱ部 金融
第3章 企業の資本構成から見たベトナムの金融システムの特徴と変化
第4章 日本の金融行政の変化の政治経済学:護送船団方式の崩壊と公的介入のあり方の変化
第5章 アジア通貨危機後のインドネシア銀行部門の変容とその影響
第Ⅲ部 環境
第6章 日本への輸入農産品に体化する仮想的な土地と水資源の量に関する考察:
市場原理により資源分配と水環境保全への影響
第7章 自動車利用で評価する税制の影響:国際比較と統計分析
第8章 アジアの穀物消費の環境的意味:エコロジカルフットプリントによる評価
第Ⅳ部 食糧と労働
第9章 中国内陸都市における貧困者の食料安全保障:寧夏回族自治区銀川市の事例
第10章 GCC諸国への出稼ぎ労働移動が中東・南アジア諸国に及ぼす影響
第11章 相互連関取引(Interlinked Transaction)と国際労働移動