環境デザインの試行
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-903281-05-6 C3070
奥付の初版発行年月:2007年06月 / 発売日:2007年06月上旬
武蔵野大学で開催された環境デザイン論の連続公開講座を1冊の本にまとめたものである。環境の世紀に生き、時空をデザインする11人のトップランナー達が、その営為と試行を語る。
河津 優司(カワヅ ユウジ)
武蔵野大学環境学部教授(住環境専攻)
風袋 宏幸(フウタイ ヒロユキ)
武蔵野大学環境学部准教授(住環境専攻)
新宮 晋(シングウ ススム)
1937年大阪府生まれ。東京芸術大学絵画科を卒業後イタリアに留学。6年間の滞在のうちに平面から立体へ、さらに動く造形へと移行。以来、風や水といった自然エネルギーで動く作品を世界各地に作り続けている。2000~2001年にかけて地球上6個所の自然の風景の中に作品を設置し各地の人々と交流をはかる「ウインドキャラバン」を企画・開催。その活動により第43回毎日芸術賞特別賞受賞・2002年には紫綬褒章受章。『いちご』『くも』(文化出版局)などの絵本でも知られる。
目次
はじめに/PART1自然 人為を超えた存在として……1-1人類は地球に生き残れるか?(新宮晋)/1-2風景を誘うデザイン(宮城俊作)/1-3環境と対峙する建築(安田幸一)/ PART2 文化 社会的なあり方として……2-1 Casa Experimental Latin America(原広司)/2-2 商空間の役割(杉本貴志)/2-3 ザビット一家、家を建てる コソボで出会った一家の四年間(長倉洋海)/2-4 希望の美術、協働の夢(北川フラム) PART3 身体 自己あるいは身体との関係性について……3-1 音を通して環境とつながる サウンドスケープ・デザイン(庄野泰子)/2-2 照明の正体(海藤春樹)/2-3 言葉・芸術・身のまわり(平出隆)/2-4 アートが拓く環境(たほりつこ) おわりに 鼎談 環境デザインに何が可能か