農業立地変動論 農業立地と産地間競争の動態分析理論
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-947553-47-8 C3061
奥付の初版発行年月:2008年08月 / 発売日:2008年08月上旬
河野 敏明(カワノ トシアキ)
1933年 宮崎県生まれ
1955年 宮崎大学農学部卒業(農業経済専攻)
1958年 東京大学大学院修士課程修了(農学修士)
1960年 農林省入省 東北農業試験場配属
1974年 農業技術研究所経営土地利用部研究室長
1982年 農学博士(東京大学)
1983~1996年 一橋大学経済学部教授
1996~2003年 流通経済大学経済学部教授
目次
第一部 農業立地の現状分析理論
序章 農業立地論の現代的課題
第一節 高度経済成長と日本農業
第二節 農業立地論の展開課題
第三節 農業立地論の現代的意義
第一章 農業立地論の分析課題
第一節 古典立地論の課題と評価
第二節 農業立地論の全体構図
第三節 古典立地論の特徴
第四節 古典立地論の主要成果
第二章 農業立地論の展開方向-方法論的考察-
第一節 立地論展開の方法論的課題
第二節 前提条件の緩和と理論展開
第三節 立地配置と経営条件
第三章 立地理論の展開と統合問題
第一節 立地論統合の理論的基礎
第二節 立地条件の理論的包摂
第三節 地代函数式による関連理論統合
第四節 動態理論への拡大適用-比較静学の応用事例-
第四章 産地形成と産地組織化の理論
第一節 産地形成と産し組織化
第二節 産地間競争と産地競争力
第三節 競争力概念の理論的検討
第四節 圏域形成論の現状分析適用-競争力比較の理論-
第五章 作目選択と産地・市場流通条件
第一節 作目選択と経営・産地条件
第二節 作目選択と需要・流通条件
第三節 市場対応と販売管理
第六章 農産加工の立地理論
第一節 農産加工の立地論的課題
第二節 農産加工の律詩論的接近-地代函数式適用による-
第二部 立地変動の動態実証分析
第一章 日本農業の地域生産特化
第一節 生産特化の分析指標
第二節 立地配置と作目の性格
第三節 特化係数による立地分析-作目別・都道府県別-
第二章 都市化と近郊農業の立地問題
第一節 近郊農業の立地理論
第二節 都市農業の現代的意義
第三節 都市農業の実態と対応
第四節 都市農業の政策的課題
第三章 鉄道輸送と産地競争力-鉄道輸送の実証分析-