クレオールのかたち カリブ地域文化研究
A5判 324ページ
価格:4,840円 (消費税:440円)
ISBN978-4-13-001034-4(4-13-001034-4) C302
奥付の初版発行年月:2002年05月
価格:4,840円 (消費税:440円)
ISBN978-4-13-001034-4(4-13-001034-4) C302
奥付の初版発行年月:2002年05月
内容紹介
国民国家と文化の神話を解体する戦略としてのクレオール.その衝撃をうけとめ,またその消費をこえて,どのような地域研究を構想できるか? 歴史,政治から文学まで,またカリブから旧宗主国そして日本まで,学問分野と時空を縦横に往還し,いま地域研究が開く.
目次
I クレオールの現場
1 異民族,異文化共生の理念を阻むクレオール(遠藤泰生)
2 ポストコロニアル・プエルトリコ(阿部小涼)
II クレオールの外延
3 熱帯林のクレオール(木村秀雄)
4 都市景観にみるクレオール文化とミドルクラス(高橋 均)
5 ペルーの黒人とクリオーリョ(H・W・ロサス・アルバレス)
III 俯瞰されるクレオール
6 普遍性への途上(増田一夫)
7 カリブの人喰い人種(足立信彦)
IV 再帰するクレオール
8 ジャメイカ・キンケイドの『小さな場所』第一章を教えることについて(柴田元幸)
9 デレク・ウォルコットの詩におけるクレオール言語(ローレンス・ブライナー)
10 カリブのクレオール化の一例(M・A・ゴツサー・エスキリン)