浸透するアメリカ、拒まれるアメリカ アメリカニゼーションの国際比較
A5判 336ページ
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-13-001035-1(4-13-001035-2) C300
奥付の初版発行年月:2003年07月
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-13-001035-1(4-13-001035-2) C300
奥付の初版発行年月:2003年07月
内容紹介
アメリカ合衆国を統合し20世紀の世界を席巻した「アメリカニゼーション」とは何か?——国内の「同化」「白人性」の問題から,ニューメキシコなど周縁地域,そしてヨーロッパなどへの“アメリカモデル輸出”まで,国境の内外を縦貫して浸透した“アメリカ的なるもの”を明らかにしつつ,それにさまざまな戦略で抵抗/同化した国・地域のありようを歴史的な視座から検討する.
目次
総説 世界史の中のアメリカニゼーション(油井大三郎)
I アメリカ合衆国における国民化と他者化(解説:遠藤泰生)
1 アメリカニゼーションとカラー・ライン(大森一輝)
2 〈アメリカ人〉の境界と「帰化不能外国人」(貴堂嘉之)
3 アメリカニゼーションと「米化運動」(廣部 泉)
4 米国農業労働者とメキシコ人移民(中川正紀)
5 引きなおされた境界線(村田勝幸)
II 境界地域におけるアメリカニゼーション(解説:遠藤泰生)
6 ヌエボ・メヒコからニューメキシコへ(水野由美子)
7 トロピカライゼーションズ(阿部小涼)
8 ハワイのカウボーイ(矢口祐人)
III アメリカ文化の浸透と抵抗(解説:油井大三郎)
9 アメリカニゼーションと革命(佐藤勘治)
10 「アメリカの世紀」と中国(馬 暁華)
11 コールド・ウォーリアーズのフィリピン体験(中野 聡)
12 占領下ドイツのアメリカハウスと再教育政策(深川美奈)
13 フランス人はアメリカ人になれるのか?(上原良子)