UP選書
幼児教育へのいざない 円熟した保育者になるために
四六判 224ページ
価格:1,980円 (消費税:180円)
ISBN978-4-13-002080-0(4-13-002080-3) C133
奥付の初版発行年月:2001年12月
価格:1,980円 (消費税:180円)
ISBN978-4-13-002080-0(4-13-002080-3) C133
奥付の初版発行年月:2001年12月
内容紹介
状況的認知論の立場から人間の「学び」を問い続けてきた著者の,初めての保育論.幼児の発達や保育を問いつつ教育の原点にせまる.専門的知識や技能で子どもを動かすのではなく,いつでも子どもの視点に立ち,「ともに生きる」円熟した保育者への道を示す.
目次
第1章 子どもを見るということ
1 子どもを具体的に見る
2 「けんちゃんの絵日記」からの脱出
3 「子どもを見る」という行為
4 「子どもに寄り添う」ということ
5 子どもを「集団の一員」として見る
第2章 子どもが「発達する」ということ
1 保育における発達観の変化
2 「ピアジェ」はどう乗り越えられたか
3 子どもは他者の「心」がわかるか
4 「子どもの発達を見る」ということ
5 関係論的発達論
第3章 保育思想の源泉をさぐる
1 幼児教育のはじまり
2 倉橋惣三の幼児教育思想
3 現代の幼稚園教育要領に見る「倉橋」思想
4 もう一つの保育思想
第4章 「ともに生きる」保育
1 佐伯の「ドーナッツ論」
2 文化的実践を,文化的実践で,文化的実践へ
3 保育における「援助」とはなにか
4 「ともに生きる」保育