東京大学公開講座
こよみ
蓮實 重彦:著者代表
四六判 312ページ
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-003100-4(4-13-003100-7) C130
奥付の初版発行年月:1999年11月
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-003100-4(4-13-003100-7) C130
奥付の初版発行年月:1999年11月
内容紹介
我々は繰り返す時間のなかで生活している.朝から夜,再び朝という一日のサイクルも,四季がめぐって一年過ぎるのも時間の繰り返しである.時あたかも20世紀末を迎えて,本講座では「暦法の歴史」を中心に,あらためて「こよみ」と人間の関わりについて各方面から考える.
目次
暦が歴史をつくった 樺山紘一
中国の暦法——天の科学と天の哲学 川原秀城
遺跡から出土した古代の暦——古代国家と時の支配 佐藤 信
古代世界の年代統一——古典学者スカリゲルの目指したもの 片山英男
暦と天文学——暦の科学的基礎 岡村定矩
鳥暦(とりごよみ)と沈黙の春 樋口広芳
分子時計——DNAから見た生物の進化と適応の歴史 榊 佳之
政治家と時間——日本政治の今と昔 北岡伸一
四季のなかの農業と食料——旬の変遷 矢坂雅充
コンピュータの2000年問題——コンピュータ社会の見えない落とし穴 一井信吾