内破する知 身体・言葉・権力を編みなおす
四六判 328ページ
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-13-003316-9(4-13-003316-6) C100
奥付の初版発行年月:2000年04月
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-13-003316-9(4-13-003316-6) C100
奥付の初版発行年月:2000年04月
内容紹介
近代知を〈内破〉し,蠢動し,胎動する新たな知の姿.政治,社会,思想,教育,文学,メディアの研究者が,自らの足下の学問や知の制度を問いなおし,苦闘し,越境する知の地平を拓く.「シリーズ越境する知」(全6巻,7月上旬刊行開始)のプレリュード.
目次
[I]
水俣病という身体——風景のざわめきの政治学(栗原 彬)
交響する学びの公共圏——身体の記憶から近代の脱構築へ(佐藤 学)
[II]
起源の言説——「日本近代文学」という装置(小森陽一)
メディアを語る言説——両大戦間期における新聞学の誕生(吉見俊哉)
[III]
座談「挑戦するダイアローグ」
共振する身体/表象される身体/名づけの政治学/ヴァナキュラーな
言葉/1920〜30年代——言説の装置/虚構のユートピア/近代の
記憶/実証される知と構成される知/起源への回帰/構成主義の検討/
内破する言葉/切断する知・翻案する知/境界を越える