人は時代といかに向き合うか
三谷 太一郎:著
四六判 328ページ
価格:3,190円 (消費税:290円)
ISBN978-4-13-003338-1 C1000
奥付の初版発行年月:2014年06月
価格:3,190円 (消費税:290円)
ISBN978-4-13-003338-1 C1000
奥付の初版発行年月:2014年06月
内容紹介
近代日本の形成に関わった政治家,科学者,宗教家,文芸家等のそれぞれの時代との交渉を追跡し,政治史家としての研鑽に裏打ちされた著者の同時代観を提示する.好評を博した『学問は現実にいかに関わるか』(2013年刊)の姉妹編として,時代と向き合い歴史を学ぼうとするすべての人々に.
目次
I 日本の近代とさまざまの戦後
1 一国近代化路線の終わりと将来の日本
2 冷戦後の日本の政治
3 冷戦後の国際政治秩序
4 政治社会の没落
5 二つの戦後
6 二つの吉田茂像
II 知識人の同時代観
1 日本近代化とハーバート・スペンサー
2 勝海舟と日清戦争
3 内村鑑三と日清戦争
4 吉野作造の民本主義論
5 南原繁先生とその時代
6 南原繁をめぐる人々
7 中江丑吉の同時代性
III 二つの日本近代批判
1 田中耕太郎の近代批判
2 共同体における人格
3 中国における法家の時代と田中耕太郎
4 丸山眞男『「文明論之概略」を読む』を読む
5 丸山眞男『戦中と戦後の間 1936-1957』に見る少数者の思想
IV 時代の転換にいかに向き合うか
1 森