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身体:よみがえる

越境する知
身体:よみがえる

A5判 304ページ
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-003401-2(4-13-003401-4) C130
奥付の初版発行年月:2000年07月

内容紹介

知の営為は,身体なき言葉と言葉なき身体との狭間をつなぐ無限の企てである.言葉を声へと体現し,身体の波動を語りへと結晶させる.その往還の中から知の身体が姿を現わす.身体なき言葉は語りの文体となり,言葉なき身体は私という主体を構成する.触れると世界は変容し,交われば社会が変容し,耳をすませば私の場所が変化していく.本巻は,徹頭徹尾,こうした身体の作法にこだわるところから,近代知の内破をめざす.


目次

プロムナード・身体をめぐる断章(栗原 彬・佐藤 学)
[I] 生成への始動
 1 2001年の身体(宇野邦一)
 2 <からだ>の情景:子供と身体表現をめぐって(如月小春)
 3 共生する身体:セクシュアリティを肯定すること(安積遊歩)
 4  聖母の身体:キリスト教における女性の身体観(若桑みどり)
[II] 闘争の現場
 5 戦争と植民地の展示:ミュージアムの中の「日本」(千野香織)
 6  「合理化運動」のなかの身体(鎌田 慧)
 7 身体の武術的転換のために(甲野善紀・前田英樹)
[III] 身体の越境
 8 表現拠点の身体(宇佐美圭司)
 9 あらゆるところに同時にいる:ジェームス・ギブソンの身体論(佐々木正人)
 10 建築する身体(荒川修作)


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