UPコレクション
新版 分裂病と人類
四六判 280ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-006514-6 C1347
奥付の初版発行年月:2013年09月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-006514-6 C1347
奥付の初版発行年月:2013年09月
目次
第1章 分裂病と人類——予感、不安、願望思考
序
1 “先取り”的な構え
2 狩猟民的な認知特性
3 農耕社会の強迫症親和性
4 近代と分裂病親和者
5 人類学的な有利さ
第2章 執着気質の歴史的背景——再建の倫理としての勤勉と工夫
1 “甘え”の断念
2 再建の仕法家——二宮尊徳
3 立て直しと世直し
4 世俗倫理の盲点
付 自己抑制の倫理——武士階級
第3章 西欧精神医学背景史
序
1 古代ギリシア
2 ギリシア治療文化の変貌
3 ヘレニズムに向かって
4 ローマ世界とその滅亡
5 中世ヨーロッパの成立と展開
6 魔女狩りという現象
7 魔女狩りの終息と近代医学の成立——オランダという現象
8 ピネルという現象——一つの十字路
9 ヨーロッパ意識の分利的下熱
10 ピューリタニズムと近代臨床
11 フランス革命と公式市民医学の成立
12 啓蒙君主制下の近代臨床建設
13 新大陸の“近代”
14 大学中心の西欧公式精神医学
15 力動精神医学とその反響
16 二十世紀における変化
17 西欧“大国”の精神医学
18 西欧“小国”の精神医学
19 ロシアという現象
20 “向精神薬時代”と巨大科学の出現
21 神なき時代の西欧精神医学
22 ヨーロッパという現象
おわりに——“神なき時代”か?
あとがき
新装版あとがき