書簡が史料として重要なる価値を有することは言を俟たないが，その重要性に鑑み，史籍協会があまねく諸家の尺牘文書などを渉猟して編纂したもので，島津家関係の書簡約二六〇通を収載．巻一より巻二十に分け，ペリー来航・将軍継嗣問題・国防軍事・大政奉還などについて，島津斉彬・一橋慶喜・徳川斉昭・近衛忠煕・三条実万・松平慶永・伊達宗城・西郷隆盛・大久保利通・勝安房などの書簡を収録．