錯視の科学ハンドブック
菊判 624ページ
価格:16,500円 (消費税:1,500円)
ISBN978-4-13-011115-7(4-13-011115-9) C301
奥付の初版発行年月:2005年02月
価格:16,500円 (消費税:1,500円)
ISBN978-4-13-011115-7(4-13-011115-9) C301
奥付の初版発行年月:2005年02月
内容紹介
「錯視」とは視覚的錯覚であるが,見間違いとは異なる正常な視知覚の現れである.本書は,この不思議な視知覚現象,錯視の研究を豊富なカラー図とともに概観し,その理論,応用,製作法までを扱っている.心理学,色彩科学やデザインを学ぶ人必携.
目次
序
第1章 錯視研究の意義
わが国における「錯視」研究の歴史/錯視の研究法/錯視の諸特徴
第2章 錯視の種類
幾何学的錯視/その他の錯視
第3章 錯視の成り立ち
大きさの錯視/方向の錯視/同化と対比/錯視の時間的条件/主観的輪郭と錯視/天体錯視/運動の錯視/動物の錯視/触覚と錯視/注意と錯視/発達と錯視/構えと錯視
第4章 錯視の説明
幾何学的錯視の心理的な成立要因の分析(心理モデル)/幾何学的錯視の工学(場)モデル/デルブーフの大きさの錯視の生理モデル/幾何学的錯視の物理モデル/幾何学的錯視の定義と成因に基づく分類(数理モデル)
第5章 錯視の応用
環境整備・「交通問題」への応用/錯視と芸術/錯視とデザイン/錯視と建築/錯視と実験美学/教材としての錯視図形と現実の具体的条件/新しい錯視の制作
結び/引用文献/索引