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視線理解の進化と発達の心理学読む目・読まれる目

読む目・読まれる目 視線理解の進化と発達の心理学

A5判 256ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-011117-1(4-13-011117-5) C301
奥付の初版発行年月:2005年11月

内容紹介

ヒトは,眼を他者に「読まれるもの」として発達させ,相互理解のツールとして利用してきた.その高度な進化は,人の人であるゆえんに迫るカギでもあり,また人の発達と障害の研究にも大きなヒントとなりつつある.心理学でいま話題の領域をはじめてまとめる.


目次

1章 読む目・読まれる目(遠藤利彦)
I 視線理解の起源と進化
2章 コミュニケーション装置としての目——“グルーミング”する視線(小林洋美・橋彌和秀)
3章 視線理解を導く手とまなざし——かかわりあう母子の身体(竹下秀子)
4章 視線理解の発達と進化——進化発達心理学の視座(板倉昭二)

II 視線理解の発達と障害
5章 社会的情報収集行動の起源と発達——他者の目を通して世界を知るということ(小沢哲史)
6章 人の乳幼児における共同注意の発達と障害(大神英裕)
7章 自閉症児の“目”——視線理解と共同注意のもうひとつのかたち(別府 哲)
III コメント:視線理解研究の可能性と課題
8章 視線理解と進化(長谷川寿一)
9章 「社会脳」研究からみる視線理解(千住 淳)
10章 視線理解と初期コミュニケーション(荻野美佐子)


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