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適応と障害の脳科学顔を科学する

顔を科学する 適応と障害の脳科学

A5判 352ページ
価格:5,060円 (消費税:460円)
ISBN978-4-13-011137-9 C3011
奥付の初版発行年月:2013年01月

内容紹介

人間が人間の顔をみる仕方は「特別」である.瞬時に個人の特定,感情状態の特定や注意の方向などを読み取る.新生児の親の顔認知,顔認知発達の障害,霊長類との比較,工学的応用の可能性まで,発達科学と脳科学が明らかにしてきた顔認知の最前線から,人間の社会,進化,発達の秘密を読む.


目次

I 顔認知のメカニズム
1章 顔認知のメカニズム(山口真美)
2章 視線・瞬目パタンから迫る顔認知(中野珠実)
3章 顔に関連する記憶とその脳内機構(月浦 崇)
4章 発達と脳(仲渡江美)
II 顔認知の発達と障害
5章 自閉症スペクトラム障害の顔認知(稲垣真澄・軍司敦子)
6章 ウィリアムズ症候群における顔認知(中村みほ)
7章 神経内科疾患の顔認知(森 悦朗)
III 顔認知の脳内基盤
8章 顔ニューロンが紡ぐもの——サルを用いた脳科学研究(永福智志)
9章 顔は脳のどこで処理されているのか?(飯高哲也)
10章 脳波を用いた顔認知研究(飛松省三)
11章 脳磁図を用いた顔認知研究(三木研作・柿木隆介)
IV 顔と社会
12章 「自分の顔」に魅せられて——本当は怖い自己顔認知の脳イメージング研究(杉浦元亮)
13章 顔認知の進化(川合伸幸)
14章 顔と社会(野村理朗)
V 顔認知の応用と未来
15章 顔研究から生まれるコミュニケーションシステム(武川直樹・中野有紀子)
16章 コンピュータによる顔の印象の分析と合成(赤松 茂・金子正秀)
17章 表情を測る技術と装う技術(鈴木健嗣・髙野るり子)


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