ギリシア・ヘブライの倫理思想
関根 清三：著
A5判 368ページ
価格：4,180円 (消費税：380円)
ISBN978-4-13-012059-3 C3010
奥付の初版発行年月：2011年03月
価格：4,180円 (消費税：380円)
ISBN978-4-13-012059-3 C3010
奥付の初版発行年月：2011年03月
内容紹介
正義，徳，贖罪，隣人愛……西洋の倫理思想における系譜と本質とは何か？ 古代の「ギリシア哲学」と「ヘブライ宗教」という二つの源流まで遡り，両者に共通・相違するものを探り出すことで，現代世界に広まった西洋倫理の要諦に迫る．国際的評価の高い A Comparative Study of the Origins of Ethical Thoughtを改訂した日本語版．倫理学・哲学・宗教学・聖書学などの基本図書．
目次
序 論 「驚き」
第I部 古典ギリシアの実践哲学
第１章 ソクラテス前の哲学者たち
第２章 ソクラテスとプラトン
第３章 アリストテレス
第II部 古代ヘブライの宗教倫理
第４章 十戒
第５章 法集成——「契約の書」「申命記法」「神聖法典」
第６章 前期知恵文書——『箴言』
第７章 後記知恵文書——『ヨブ記』
第III部 ギリシア・ヘブライ倫理の帰趨
第８章 ヘブライ宗教における応報倫理——『コーヘレス書』を中心に
第９章 ヘブライの宗教倫理と贖罪思想——『イザヤ書』『第二イザヤ書』を中心に
第10章 愛と義をめぐるギリシア哲学の省察——アリストテレスに示唆を得て
結 語 再び「驚き」をめぐって