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ギリシア哲学史 新版

ギリシア哲学史 新版

四六判 328ページ
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-13-012065-4 C3010
奥付の初版発行年月:2024年08月 / 発売日:2024年08月下旬

内容紹介

「哲学」という言葉の起源から、初期自然学、パルメニデス、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、ストア派やエピクロス派などヘレニズム期の哲学、そして古代末期の哲学までを解説。「ギリシア哲学全体の歩みに1つのまとまった眺望を与える」名著を、新版にて復刊。新たに納富信留(東京大学教授)による解説「ギリシア哲学に出会う」を付す。

著者プロフィール

加藤 信朗(カトウ シンロウ)

東京都立大学名誉教授。1926年生まれ。1950年東京大学文学部哲学科卒。1981年東京都立大学人文学部教授、1990年聖心女子大学文学部教授を歴任。現在東京都立大学名誉教授。 著書に『初期プラトン哲学』(東京大学出版会、1988年)、『ギリシア哲学史』(東京大学出版会、1996年)、『哲学の道 初期哲学論集』(創文社、1997年)、『アウグスティヌス『告白録』講義』(知泉書館、2006年)、『平和なる共生の世界秩序を求めて――政治哲学の原点』(知泉書館、2013年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 古典ギリシア哲学の成立
1.「哲学」の起源――「フィロソフィア」のフィロロジア/2.ギリシアにおけるフィロソフィアの成立/3.ギリシア哲学の本質/4.時代区分

第一章 初期自然学の誕生
1.初期自然学の特性――宗教・科学・哲学の交錯/2.資料の性質/3.ミレトス派/4.クセノファネス/5.ピタゴラス派/6.ヘラクレイトス

第二章 パルメニデスとパルメニデス以後の人びと
1.パルメニデス/2.パルメニデス以後の人びと

第三章 ソクラテス
1.謎の人ソクラテス/2.ソクラテスの肖像――問う人ソクラテス/3.問いの本質

第四章 プラトン
1.生涯と著作/2.プラトン哲学と言われているもの/3.初期哲学/4.中期哲学/5.後期哲学

第五章 アリストテレス
1.生涯と著作/2.知識/3.存在/4.善/5.公共の善

終章 ヘレニズム期と古代末期の哲学
1.ヘレニズム期の哲学/2.古代末期の哲学

解説 ギリシア哲学に出会う  納富信留

あとがき


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