内容紹介
エピソードを読むことは書くことに通じる.その記述こそが実践の分かちがたい一部であるようなエピソード記述の初歩を手ほどきする『エピソード記述入門』待望の続編.保育,心理などの現場に関わる人が,エピソード記述を介してより深い実践と研究に至るまでの道のりを,愛着や間主観性、障碍の問題などから解説する.
目次
第1章 保育の現場とエピソード記述
第2章 エピソード記述から読み手に何が読み取れるか
第3章 エピソード記述からみた愛着・甘えの問題:関係発達論からのアタッチメント研究批判
第4章 間主観的現象の理解とエピソード記述:人が人をわかるということをいかに記述するか
第5章 エピソード記述のこれから:インタビュー研究と事例研究に向けて