自分で考えてみる哲学
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-13-013023-3(4-13-013023-4) C101
奥付の初版発行年月:2004年04月
自分のことばが変わると自分の目にみえるものも変わってくる.西欧の近現代哲学の豊かな面白さに、自分で考えながら分け入ってゆくテキスト.◎相互に関連するトピックが連なる,短い読みきりの章構成.◎コラムや図版を多用した,親しみやすいヴィジュアル.◎「正解」や既存の解釈を押し付けるのではなく,ともに考え,それを読者自身の思考に開放するような語り口.「議論してみよう」の例題付き.
目次
第1章 進歩——科学はどのようにして進歩するのだろう?
第2章 因果——何かが何かを生じさせる?
第3章 蓋然性——〈証明〉とは〈確からしさ〉を示すことだろうか?
第4章 リアルな概念——〈考え〉は〈実在〉するのだろうか?
第5章 心と身体——〈心〉と〈身体〉は別々のモノだろうか?
第6章 他者——「ねえ,君にもホントウに〈心〉があるの?」
第7章 すべてをつなぐ因果の糸——人を殺しても罪はない!?
第8章 自由——我々は自由気ままに行動できるのだろうか?
第9章 誘惑——我々はなぜ悪事を働かないのだろうか?
第10章 正と邪——人間は理性的な生き物だろうか?
第11章 確実性——疑うことのできないものとは何だろう?
第12章 外見のヴェール——足がかゆくて靴をかく!?
第13章 懐疑——昨日の私は,今日の僕?
第14章 先験的な心念——あなたが生まれながらに知っていることとは?
第15章 常識——エッフェル塔はうまく心の中に押し込めるだろうか?
第16章 普遍概念——〈人間〉も〈馬〉も同じ〈動物〉だろうか?
第17章 抽象化——〈分類〉はどのように行われるのだろう?
第18章 名前——“ナポレオン”とは影武者クロードのことだろうか?
第19章 伝達——言葉が伝わるとはどういうことだろう?
第20章 知覚——モノが見えるというのはどういうことだろう?
第21章 観念なしの人生——さらば,〈観念〉よ!
第22章 真理——何が〈真理〉の真相だろうか?
第23章 客観性——世界のモノは〈客観的〉に存在するのだろうか?
第24章 神——神は存在するのだろうか?
第25章 因果と設計——神が宇宙を設計したのだろうか?
第26章 哲学——哲学とは何だろう?
【本書の特色】
・相互に関連するトピックが連なる,短い読みきりの章構成.
・コラムや図版を多用した,親しみやすいヴィジュアル.
・「正解」や既存の解釈を押し付けるのではなく,ともに考え,それを読者自身の思考に開放するような語り口.「議論してみよう」の例題付き.