東洋叢書
イスラム世界論 トリックスターとしての神
四六判 264ページ
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-013040-0(4-13-013040-4) C132
奥付の初版発行年月:2002年04月
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-013040-0(4-13-013040-4) C132
奥付の初版発行年月:2002年04月
内容紹介
多様で変幻自在なイスラム世界をどのように理解するか.イスラムの政治・法・経済・イデオロギーの基本概念を歴史的にとらえなおし,「超越神としてのアッラー」をキーワードに一見不可解な言説を生みだすそのトリックを見破る.ヨーロッパ中心史観を超え,複合的地域性を意識した独自のイスラム世界観を提起.
目次
序 イスラム世界の理解をめざして
第一部 イスラムとポストモダン
一 トリックスターとしてのアッラー
二 イスラム復興とオリエンタリズム
第二部 イスラム世界における法と経済
三 所有システムにみるイスラム世界の法と経済
四 「市場社会」としてのイスラム世界
第三部 「複合社会」としてのイスラム世界
五 アレクサンドリアの憂愁
六 「世界の母」カイロ
結 イスラム世界論の功罪