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違いを乗り越えるコミュニケーション家族を生きる

家族を生きる 違いを乗り越えるコミュニケーション

四六判 216ページ
価格:1,980円 (消費税:180円)
ISBN978-4-13-013307-4 C1011
奥付の初版発行年月:2012年09月

内容紹介

婚活,DV・虐待,ワーク・ライフ・バランス,生殖医療,モンスター・ペアレンツ,引きこもり,熟年離婚,孤立死……近年の家族をめぐる状況には,どのような社会的背景が潜み,どのように心のゆれに影響しているのか.臨床と研究の第一人者が語り合い,変化の糸口を提供する.


目次

1章 結婚の前に
結婚しない理由/結婚相手に求めるもの/本当の意味での「婚活」——キャリア・プランニング/うまくいく結婚、うまくいかない結婚/結婚前のコミュニケーションの重要性
2章 コミュニケーション不足が招く夫婦の危機
夫は満足、妻は不満/ズレを認め、コミュニケーションは柔軟に/黙っていてはわからない/アサーション・トレーニングとは/浮気・セックスレスと親密性/親密な関係と暴力
3章 ワーク・ライフ・バランスの重要性
生活時間調査から/キャリア発達の重要性/多重役割と夫婦間の対等性/ライフを担わない男性/ライフを課題化しないために
4章 少子化社会の親子育ち
つくられる子どもたち/生殖補助医療の進歩の影で/増えるできちゃった婚/親のよかれが子どものストレス/ モンスター・ペアレンツはなぜ生まれたか/孤立化する母親たち/育休を取る父親たち/子育ての社会化を/親子の育ち合い/児童虐待とコミュニケーションの問題
5章 自立と葛藤を避ける若者たち
パラサイトし続ける子どもたち/性別役割分業と母子連合/自立の必要性/ニート、引きこもり/豊かな社会と若者のコミュニケーション能力の低下
6章 高齢化社会とケア
少子高齢化のもたらすもの/「長寿」とは?/結婚の賞味期限/ケアのジェンダー化/在宅介護の難しさ/ケアをめぐる不公平感
終章 新しい家族のかたち
増える「おひとりさま」/いろいろな家族のかたち/血縁をめぐって/家族の「再生」へ向けて


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