子どもたちは人が好き 幼児期の対人行動
川上 清文:著
四六判 208ページ
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-13-013312-8 C3011
奥付の初版発行年月:2018年09月 / 発売日:2018年09月下旬
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-13-013312-8 C3011
奥付の初版発行年月:2018年09月 / 発売日:2018年09月下旬
内容紹介
主に1歳前後〜3歳頃の対人関係の発達について,保育園での子どもたちの行動の直接観察にもとづいて分析し,さらに個別のエピソードから豊かに描き出す.また,その背景として,小さな子どもたちの発達の特徴の理解に役立ち,保育や子育てにも活かせる視点を紹介する.
著者プロフィール
川上 清文(カワカミ キヨブミ)
聖心女子大学文学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はじめに
第I部 小さな子どもたちを理解するために
第1章 注目すべき二つの時期——マイケル・ルイスの自己発達理論から
自己とは何か
様々な自己
情動と自己
意識と自己の発達
第2章 発達の個人差によりそう——丹羽淑子のダウン症児研究から
子育てのヒント
ダウン症の発達相談から
子供と真正面から向き合う
発達の特徴を理解することの大切さ
第3章 子どもに対して持ち続けたい視点——村井実の“よさ”理論から
“よさ”とは何か
“よさ”を理解するために
本物の教育
教育のパラドックス
第II部 よりそって見る子どもの心
第4章 対人行動の発達——保育園での観察研究から
子どもたちから観察者への行動(研究1)——「教える」ことの起原
子ども同士のやりとり(研究2)——利他的行動の芽生え
子どもたちから保育者への行動(研究3)——保育者はパートナー
第5章 子どもたちは人が好き——個別のエピソードから
Aちゃんのこと
見せる
ものを渡す
“空気”で遊ぶ
利他的行動
教える
うそをつく
体にさわる
笑う
終 章 幼児期の対人関係を考える
Children Like People: Observation of Toddler's Interpersonal Behavior
Kiyobumi KAWAKAMI