倫理的世界の探究 人間・社会・宗教
A5判 384ページ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-016022-3(4-13-016022-2) C301
奥付の初版発行年月:2004年10月
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-016022-3(4-13-016022-2) C301
奥付の初版発行年月:2004年10月
内容紹介
倫理学が問題にすべき善や価値とは絶対的 ・ 超越的な存在ではなく,現実の人間が生きる世界——倫理的世界——のものではないか.和辻とレーヴィットの間柄論,ポパー,ライル,ミードらの自我論,ウェーバーの宗教論を手掛かりに,その精細な探究をこころみる.
目次
序節 倫理学と倫理的世界
第一章 人間存在と間柄の世界——和辻哲郎とレーヴィット
第一節 「人間の学」と「共同的人間論」
第二節 間柄論から存在論へ
第二章 自我と行動的人間の世界——ポパー,ライル,ミード
第一節 心身多元論と自我の世界
第二節 言語的行動主義と自我の問題
第三節 社会的行動主義と自我の問題
第四節 自我と社会共同体
第三章 宗教倫理と社会的共同世界——ウェーバーの宗教倫理論
第一節 宗教倫理と利害状況
第二節 宗教と文化諸領域
第三節 宗教倫理と知性主義
第四節 宗教的共同体の担い手たち(その一)
第五節 宗教的共同体の担い手たち(その二)