判断力批判 第一部 訳と詳解
A5判 400ページ
価格:9,460円 (消費税:860円)
ISBN978-4-13-016050-6 C3010
奥付の初版発行年月:2024年10月 / 発売日:2024年10月上旬
価格:9,460円 (消費税:860円)
ISBN978-4-13-016050-6 C3010
奥付の初版発行年月:2024年10月 / 発売日:2024年10月上旬
内容紹介
近代美学の礎となった『判断力批判』第一部の翻訳。原文の論理構造を精緻に浮かび上がらせる新訳に、カントのテクスト自体や文法的な事象、個々の術語、文の解釈、カントが参照しているテクスト等についての詳細な情報を捕捉する訳注を付して刊行する、決定版。
著者プロフィール
小田部 胤久(オタベ タネヒサ)
放送大学客員教授、日本学士院会員。
1958年生れ。1988年東京大学大学院人文科学研究科(美学芸術学専門課程)博士課程単位取得退学。神戸大学文学部助教授、東京大学文学部教授等を歴任。フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞(2007年度)受賞。主な著書に『芸術の逆説――近代美学の成立』(2001)、『芸術の条件――近代美学の境界』(2006)、『西洋美学史』(2009)、『美学』(2020、以上、東京大学出版会)、『木村素衞――「表現愛」の美学 (再発見 日本の哲学)』(講談社、2010)など。
目次
凡例/目次
第一部 美的判断力の批判
第一篇 美的判断力の分析論
第一章 美しいものの分析論
趣味判断の第一契機、すなわち質に即して
趣味判断の第二契機、すなわちその量に即して
趣味判断の第三契機、すなわち趣味判断において考察される目的の関係に即して
趣味判断の第四契機、すなわち対象への適意の様相に即して
分析論第一章への総註
第二章 崇高なものの分析論
A 数学的に崇高なものについて
B 力学的に崇高なものについて
美的反省的判断の解明に関する総註
純粋美的判断の演繹
第二篇 美的判断力の弁証論
カント『判断力批判』第一部精読篇
文献表/索引