心とことばの初期発達 霊長類の比較行動発達学
A5判 284ページ
価格:6,160円 (消費税:560円)
ISBN978-4-13-016106-0(4-13-016106-7) C301
奥付の初版発行年月:1999年12月
価格:6,160円 (消費税:560円)
ISBN978-4-13-016106-0(4-13-016106-7) C301
奥付の初版発行年月:1999年12月
内容紹介
霊長類の姿勢反応や対象操作をヒトと比較した本書は,ヒトと他の動物の進化的連続性を示すとともに,ヒトの赤ちゃんだけが持つあおむけやおすわりの姿勢,物とかかわる能力の発達の独自性を明らかにし,またヒトのことばが生まれた進化の過程を大胆に論じる.
目次
序章 比較行動発達研究の前提
第I部 霊長類乳児の姿勢反応と対象操作の発達比較
1章 自発的な姿勢—運動の行動型
2章 姿勢反応
3章 対象操作
4章 発達連関の比較
第II部 チンパンジー,ボノボ,ヒトの対象操作と道具使用
5章 チンパンジー幼児の定位的操作の発達検査
6章 チンパンジーとボノボの対象操作の比較
7章 チンパンジーの道具使用のレパートリー
8章 チンパンジーの踏台つくり
9章 ボノボの熊手使用
10章 ヒトのことばの獲得と技術的知性の進化
第III部 霊長類の進化とヒトの初期発達
11章 知性の系統発生
12章 形質進化と異時性
13章 ヒトの初期発達特性