多元的無知 不人気な規範の維持メカニズム
A5判 224ページ
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-016126-8 C3011
奥付の初版発行年月:2023年12月 / 発売日:2023年12月上旬
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-016126-8 C3011
奥付の初版発行年月:2023年12月 / 発売日:2023年12月上旬
内容紹介
集団規範が個々の構成員に支持されていないにもかかわらず、集団レベルでは維持されてしまう「多元的無知」現象の生起から維持までのメカニズムやダイナミックなプロセスについて実証的に検討し、マイクロ(個人)・マクロ(社会環境)両面からの包括的解明を目指す。
著者プロフィール
岩谷 舟真(イワタニ シュウマ)
東京大学大学院人文社会研究科助教
正木 郁太郎(マサキ イクタロウ)
東京女子大学現代教養学部講師
村本 由紀子(ムラモト ユキコ)
東京大学大学院人文社会系研究科教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序章 多元的無知とは
第Ⅰ部 多元的無知を生み出す認知メカニズム
第1章 多元的無知はどのように生起するのか(研究1)
第2章 多元的無知状態が維持されるメカニズム(研究2)
第Ⅱ部 多元的無知状態が生じやすい社会環境の検討
第3章 関係流動性の高さと多元的無知の関係(研究3)
第4章 居住地流動性の高さと多元的無知の関係(研究4)
第Ⅲ部 ビジネスの現場を対象とした応用的研究
第5章 個人のパフォーマンス(職務能力)と転職行動との関連(研究5)
第6章 職場における多元的無知とその帰結(研究6)――職場間比較の視点
第Ⅳ部 不人気な規範が解消されるには
第7章 本書のまとめ――多元的無知を引き起こす認知・環境要因と個人差
第8章 本書の社会的・文化的・実践的意義と展望