近世身分制と周縁社会
A5判 340ページ
価格:6,050円 (消費税:550円)
ISBN978-4-13-020114-8(4-13-020114-X) C302
奥付の初版発行年月:1997年11月
価格:6,050円 (消費税:550円)
ISBN978-4-13-020114-8(4-13-020114-X) C302
奥付の初版発行年月:1997年11月
内容紹介
さまざまな社会集団が特権の体系をなし複層している近世身分制社会をいかにとらえるか.本書は,政治的な身分制に収斂しない「周縁社会」が身分制社会に必然的に随伴するものとして把握する視点を提示.その視点から,都市と流通,芸能と権威の局面を切り取る.
目次
はじめに
第一部 身分制の構造
第一章 身分制の構造
第二章 下層民の世界——「身分的周縁」の視点から
第二部 身分——都市と流通
第三章 アジアにおける良と賎——牛皮流通を手掛りとして
第四章 牛馬骨の流通構造
第五章 江戸における遊女と売女
補論 都市社会の分節的把握——吉原を事例に
第三部 身分——芸能と権威
第六章 近世賎民制と天皇−朝廷権威——「弾左衛門由緒書」と「河原巻物」をめぐって
第七章 芸能者の社会的位置
第八章 近世猿飼の身分と職分
あとがき
索引