地図と絵図の政治文化史
A5判 472ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-020131-5(4-13-020131-X) C302
奥付の初版発行年月:2001年08月
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-020131-5(4-13-020131-X) C302
奥付の初版発行年月:2001年08月
内容紹介
地図や絵図に何を書きこむか,どう表記するかということは,きわめて強い政治的な行為なのだ.本書は,地図・絵図を歴史史料の主役のひとつとして位置づけ,そこに込められた意図,作成の政治史・文化史的背景を読み解くことを中心に,新たな研究方法論の確立を追求することをめざす.
目次
第I部 「日本図」の政治文化史
「行基式〈日本図〉とはなにか」(黒田日出男)
近世期の「日本図」と「日本」の境界(ロナルド・トビ)
一覧図の政治学(ヘンリー・スミス)
第II部 近世地図の政治文化史
「統一権力と地図作成」(メアリ・ベリ)
「裁許」と近世社会(杉本史子)
19世紀日本近海測量について(横山伊徳)
第III部 地図の書誌学と研究方法論
古地図解釈へのアプローチ(デトレフ・タランチェフスキ)
「地図の書誌学」(馬場章)
海を越えたある荘園絵図摸本について(近藤成一)