近世幕領の行政と組合村
A5判 416ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-020134-6(4-13-020134-4) C302
奥付の初版発行年月:2002年08月
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-020134-6(4-13-020134-4) C302
奥付の初版発行年月:2002年08月
内容紹介
近世の村落は孤立した存在でなく,周囲の村と連合関係を有していた.本書は直轄領を中心に,こうした村連合=組合村が支配機構であると同時に,自主的に運営され村々の「惣代」としても機能していた事実を見出す.近世村落の重層的な姿を明らかにし,近代地方制度への展開をも見通す.
目次
I 幕領における「中間支配機構」(組合村—惣代庄屋)の発見
第1章 甲州市川代官所管下の幕領における郡中惣代名主について
第2章 備中の幕領における郡中惣代庄屋について
II 組合村—惣代庄屋制の性格
第3章 幕領における郡中入用・組合村入用について
第4章 幕領における広域歎願闘争と惣代庄屋
III 長州戦争と備中・美作の幕領
第5章 第一次長州戦争と備中・美作の幕領
第6章 第二次長州戦争と備中の幕領
IV 幕末・維新期の組合村—惣代庄屋制
第7章 直轄県における組合村—惣代庄屋制