近世後期政治史と対外関係
A5判 340ページ
価格:6,270円 (消費税:570円)
ISBN978-4-13-020141-4(4-13-020141-7) C302
奥付の初版発行年月:2005年12月
価格:6,270円 (消費税:570円)
ISBN978-4-13-020141-4(4-13-020141-7) C302
奥付の初版発行年月:2005年12月
内容紹介
「鎖国」がいかにして祖法になったのか,幕末になぜ開国・通商策に転換したのか.日露関係を軸に,鎖国祖法観と開国論の成立を詳細にたどり,近世後期の対外関係史・政治史を再構成する.江戸幕府の対外政策の変化と幕藩体制国家の崩壊を描き出す.
目次
I 日露関係の政治史的意義
1 鎖国祖法観の成立過程
2 対外関係の伝統化と鎖国祖法観の確立
3 文化四年の「開国論」
4 文化三・四年日露紛争と松平定信
5 近世後期の情報と政治
6 ゴロヴニン事件の解決と松前奉行所吟味役書簡
7 蝦夷地第一次上知の政治過程
8 蝦夷地政策をめぐる寛政改革
II 近世後期江戸幕府の対外政策論
1 近世後期の異国船取扱法
2 文政異国船打払令の立法過程
3 江戸幕府の対外政策決定過程
4 江戸幕府対外政策と林述斎