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秩序への順応と相剋2日本外交の近代史

日本外交の近代史 秩序への順応と相剋2

A5判 416ページ
価格:6,490円 (消費税:590円)
ISBN978-4-13-020164-3 C3021
奥付の初版発行年月:2024年11月 / 発売日:2024年11月中旬

著者プロフィール

黒沢 文貴(クロサワ フミタカ)

東京女子大学名誉教授
1953年生まれ。1976年上智大学文学部卒、1984年同大大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(法学)。宮内庁書陵部編修課主任研究官を経て、東京女子大学現代文化学部教授。2022年定年退職。著書は『大戦間期の日本陸軍』(みすず書房,2000年、吉田茂賞)、『山県有朋と近代日本』(共著、吉川弘文館、2008年)、『二つの「開国」と日本』(東京大学出版会、2013年)、『戦争・平和・人権――長期的視座から問題の本質を見抜く眼』(編、原書房、2010年)、『日本赤十字社と人道援助』(共編、東京大学出版会、2007年)、『歴史と和解』(共編、東京大学出版会、2011年)、『歴史に向きあう』(東京大学出版会、2020年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 章 日本外交の近代史(黒沢文貴:東京女子大学名誉教授)

第一部 東アジアと日本

第1章 金玉均暗殺事件をめぐる中朝日英関係――中華秩序の崩壊の始まり(森万佑子:東京女子大学現代教養学部准教授)
第2章 三浦梧楼朝鮮公使任命の再検討(大澤博明:熊本大学大学院人文社会科学研究部教授)
第3章 「模範国ドイツ」の崩壊と朝鮮統治(小林道彦:北九州市立大学名誉教授)
第4章 日露戦後における曾我祐準の対外政策論――台湾統治と中国進出問題を中心に(小林和幸:青山学院大学文学部教授)

第二部 第一次世界大戦と日本

第5章 大正期における徳富蘇峰の国際情勢認識(中野目徹:筑波大学人文社会系教授)
第6章 川村竹治と立憲政友会(西川誠:川村学園女子大学生活創造学部教授)
第7章 独探と『神戸新聞』――第一次世界大戦期の戦時意識とスパイ流言(諸橋英一:慶應義塾大学非常勤講師)
第8章 日本海軍による遠洋練習航海の外交史的意味――第一次世界大戦期を中心として(奈良岡聰智:京都大学大学院法学研究科教授)
第9章 外務省情報部の設置と中国認識――その適否と限界をめぐって(熊本史雄:駒澤大学文学部教授)

第三部 昭和期の戦争と日本

第10章 一九三〇年代の日本の原料問題への対応――「原料品問題調査委員会」を中心として(庄司潤一郎:防衛研究所研究顧問)
第11章 一九四〇年の国家総動員体制――近衛新体制運動と「世論」(森 靖夫:同志社大学法学部教授)
第12章 日米交渉にみる国際秩序形成の相剋――大東亜新秩序と太平洋全域の平和プログラム(佐藤元英:元中央大学政策文化総合研究所長)
第13章 A級戦犯の独白(日暮吉延:帝京大学法学部教授)


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