東京大学コレクション
北の異界 古代オホーツクと氷民文化
B5変 190ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-020213-8(4-13-020213-8) C302
奥付の初版発行年月:2002年06月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-020213-8(4-13-020213-8) C302
奥付の初版発行年月:2002年06月
内容紹介
和人が本格的に入植した江戸後期以前の北海道では,アイヌ文化など本州とは全く異なる無文字文化が展開していた.奈良〜平安時代頃,オホーツク海沿岸に忽然と現れて消えた謎めく先住民の文化を解明し,一般の日本列島史で語られることのない面に光をあてる.
目次
オホーツクの邂逅(西秋良宏)
第1章 オホーツク人の海と陸
サロマ湖と流氷(平井幸弘)
クマと海獣(桑原岳仁)
原生花園の草花(大場秀章)
武四郎の見た魚(坂本一男)
コラム:ホタテのおいしさ(佐々木猛)
第2章 オホーツク氷民文化
もう一つの日本列島史(宇田川洋)
骨格形態にもとづくオホーツク人(石田 肇)
海に生きたオホーツク人(高橋 健)
コラム:骨が語る食生活(米田 穣)
オホーツク人の住まい(武田 修)
オホーツク「クマ祀り」の世界(宇田川洋)
オホーツク人と死(熊木俊朗)
コラム:オホーツク人のゆくえ(宇田川洋)
第3章 オホーツク・フィールドワーク
スグユク・アト・フミ(大貫静夫)
常呂の民俗学(宇田川洋)
常呂にねむる先住民のムラ(武田 修)
ところ遺跡の森構想と大学の地域連携(佐藤宏之)
オホーツクに生きるまち 常呂(辻 孝宗)
資料編 常呂実習施設史/出品物リスト