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日中関係 2001-2022

日中関係 2001-2022

A5判 432ページ
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-13-023081-0 C1020
奥付の初版発行年月:2023年05月 / 発売日:2023年05月上旬

内容紹介

1972年の日中国交正常化から50年を迎え、日中関係は、友好から共存へを大きく変化してきた。急速に経済発展をとげ、世界に第2位の経済大国となり、超大国となりつつある中国との関係を2001年からの20年間にわたり政治・外交・経済・社会などさまざまな視点から気鋭の研究者が読み解く、新・日中関係の姿。    

著者プロフィール

高原 明生(タカハラ アキオ)

東京大学大学院法学政治学研究科教授

園田 茂人(ソノダ シゲト)

東京大学東洋文化研究所教授

丸川 知雄(マルカワ トモオ)

東京大学社会科学研究所教授

川島 真(カワシマ シン)

東京大学大学院総合文化研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 21世紀の日中関係――四要因モデルとは何か(高原明生)

I 時代を読む
第1章 反日ショックと国力逆転――2001-2009(園田茂人)
第2章 首脳交流から全般的関係改善へ――2010-2019(丸川知雄)
第3章 安全保障の時代へ――2020-(川島 真)

II 錯綜する像、複雑な力学 ラウンドテーブル(1)(高原明生・園田茂人・丸川知雄・川島 真)

III  キーワードで読む
i 政治外交・安全保障  
第4章 歴史認識問題(川島 真・小嶋華津子)
第5章 ODA――援助/被援助関係の終了(北野尚宏・中里太治)
第6章 台湾ファクター――悪循環の構造化(松田康博)
第7章 東シナ海――緊張関係の最前線(益尾知佐子)
ⅱ 経済・産業 
第8章 自動車産業――日本からの技術移転と中国メーカーの台頭 (李澤建)
第9章 コンテンツ産業――統制と競合の諸相(青﨑智行)
第10章 移動通信産業――日中逆転の力学(丸川知雄)
ⅲ 社会・認識 
第11章 相互認識――調査と知見の日中関係史(園田茂人)
第12章 国際人流――不均質でトランスナショナルな空間の形成(James Farrer & Gracia Liu-Farrer)
第13章 学術交流――強靭性と脆弱性の共存(杉村美紀)
第14章 民間交流――政治による関与と多様化の相克(川島 真・江藤名保子)

IV 日中関係の過去と未来 ラウンドテーブル(2)(高原明生・園田茂人・丸川知雄・川島 真)


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