中東イスラム世界
アッラーのヨーロッパ 移民とイスラム復興
四六判 368ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-025028-3(4-13-025028-0) C332
奥付の初版発行年月:1996年05月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-025028-3(4-13-025028-0) C332
奥付の初版発行年月:1996年05月
内容紹介
もうひとつのイスラム社会ヨーロッパ.移民受け入れ国にとっての問題と移民自身が発見した問題とは何が違うのか.イスラム復興の背景に何があるのか.統合ヨーロッパの直面する問題を移民の視点から捉え直し,移民の日常世界をフィールドワークに基づき描き出す.
目次
序章 統合ヨーロッパの光と影
I 「文明の衝突」と移民のイスラム復興
第一章 共存の争点としてのイスラム復興
第二章 政教分離国家トルコのイスラム復興
II 何がイスラムの覚醒をもたらしたのか
第三章 「民族」が共存を阻むドイツ
第四章 フランスのムスリムか,フランス的ムスリムか
第五章 多文化共生とみえざる差別・オランダ
III アッラーのヨーロッパ
第六章 イスラム復興に何を託すのか
第七章 信教の自由か,イスラム国家の樹立か
第八章 イスラム復興をめぐる争点
第九章 統合と多極の移民社会
終章 クルド亡命議会
注/あとがき/参考文献/索引