シリーズ20世紀中国史
シリーズ20世紀中国史1 中華世界と近代
A5判 240ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-025151-8 C3322
奥付の初版発行年月:2009年07月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-025151-8 C3322
奥付の初版発行年月:2009年07月
内容紹介
19世紀から20世紀初め,中国は「西洋」「近代」と本格的に対面し,「伝統」体制の変容や再編を経験した.「不変」と「変」,「内」と「外」,「伝統」と「近代」が錯綜しモザイク状に入りまじる20世紀中国の歴史を清朝時代と接続しつつ,長期的スパンで俯瞰する.
目次
総論 持続・変容する世界および他者との邂逅(村田雄二郎)
第I部 中華世界の構造と変容
1 清末の対外体制と対外関係(岡本隆司)
2 中国的世界像の変容と再編(茂木敏夫)
3 交通通信と帝国システムの再編(千葉正史)
第II部 社会経済の動態と再編
4 沿海社会と地域秩序の変容(村上 衛)
5 清代後期における社会経済の動態(吉澤誠一郎)
6 中華帝国財政の近代化(岩井茂樹)
第III部 ナショナリズムと文化変容
7 辛亥革命の心性——湖南省の民衆文化を中心に(藤谷浩悦)
8 「藩部」と「内地」——20世紀前半の内モンゴル(広川佐保)
9 近代中国ナショナリズムの感情・思想・運動(黄興濤)
10 中華民族論の系譜(村田雄二郎)