商人たちの広州 一七五〇年代の英清貿易
藤原 敬士:著
A5判 312ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-026155-5 C3022
奥付の初版発行年月:2017年09月 / 発売日:2017年09月下旬
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-026155-5 C3022
奥付の初版発行年月:2017年09月 / 発売日:2017年09月下旬
内容紹介
アヘン戦争の原因とされたイギリスと中国の対立はいかなるものか.イギリス東インド会社の史料や漢文資料を駆使し検証しなおすことによって,これまでの定説をくつがえす.商人たちの日々の業務を分析し,広州貿易の実態の解明を通して,中国をめぐる近代の歴史像に新たな視座を与える.
著者プロフィール
藤原 敬士(フジワラ ケイジ)
日本大学文理学部非常勤講師
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序 論 広州貿易時代研究の新視座
第一部 広州貿易の商人・制度・取引
第1章 広州貿易会社の構成員と乾隆初期の貿易制度
第2章 貿易「独占」布告の発布と撤回
第3章 貢品制度から見た広州貿易
第4章 貿易の実態——1755-56年
第5章 広州貿易時代のブラックティー考
第二部 鳴動する広州貿易
第6章 広東一港制限令に見る清朝の対外対策
第7章 寧波貿易の成果
第8章 東インド会社による貿易再編と清側の対応
結 論 対立の本質と模索される協調
Canton Trade Through the Eyes of Merchants: Anglo-Chinese Trade in 1750's
Keiji FUJIWARA