宣教師と中国をめぐる「知」の構築 アヘン戦争以前のプロテスタント
A5判 376ページ
価格:9,900円 (消費税:900円)
ISBN978-4-13-026177-7 C3022
奥付の初版発行年月:2023年12月 / 発売日:2023年12月下旬
価格:9,900円 (消費税:900円)
ISBN978-4-13-026177-7 C3022
奥付の初版発行年月:2023年12月 / 発売日:2023年12月下旬
内容紹介
19世紀後半から20世紀にかけて布教のために活動したプロテスタント宣教師たちは、貿易目的の東インド会社とも協力して中国での事業を積極的に手がけた。その過程で得られた中国に関する知識によって、アヘン戦争以降の欧米は有利な立場で展開するとともに、それらの営為は近代の東洋学の成立にもつながる基盤となったことを明らかにする。
目次
序章 宣教師と中国をめぐる「知」の伝播
第一章 インドにおける儒教経典英訳事業
第二章 モリソンとイギリス東インド会社――中国語学習工具書の刊行
第三章 マラッカにおけるアングロ・チャイニーズ・カレッジの設立
第四章 プロテスタントの漢訳聖書の刊行
第五章 『チャイニーズ・レポジトリー』の刊行
終章 一九世紀イギリスにおける中国学の成立