中世東国日蓮宗寺院の研究
A5判 592ページ
価格:13,200円 (消費税:1,200円)
ISBN978-4-13-026204-0(4-13-026204-1) C302
奥付の初版発行年月:2003年11月
価格:13,200円 (消費税:1,200円)
ISBN978-4-13-026204-0(4-13-026204-1) C302
奥付の初版発行年月:2003年11月
内容紹介
本書は関東の日蓮宗寺院を直接の対象として,「鎌倉新仏教」が本格的な展開を示す14—16世紀における在地寺院の活動の実態,寺院を含めた権力編成の問題を明らかにする.歴史学研究の側からの寺院史研究の成果であり,今後の中世東国史研究に新たな境地を示す.
目次
序章 本書の課題と構成
第一部 妙本寺の中世的世界から近世的世界への史的展開
妙本寺の成立と展開
日永の歴史的性格
日要の歴史的位置
日継の時代と「石塚之御影御座ス所」
日我の妙本寺入寺と駿河久遠寺再建・西国下向
日我の妙本寺再建について
日我と「いろは字」の成立
日我周辺の人々の軌跡
妙本寺と房総里見氏
妙本寺における住持と隠居
妙本寺と駿河久遠寺
妙本寺における中近世移行期をめぐって
付論 妙本寺における中近世移行期の一動向
第二部 妙本寺の史資料からみたる史的展開
「妙本寺年中行事」について
妙本寺周辺の中世墳墓について
妙本寺の「虫払い」について
妙本寺所蔵日我寄進の折敷・打敷について
妙本寺所蔵板曼荼羅本尊について
妙本寺僧にみる修学の歴史的性格
日我と里見義堯室正蓮
妙本寺と高橋正明・重野安繹
付論 「地盤」と「費金」のこと
安房妙本寺関係年表/妙本寺関係文献目録