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「終戦」の政治史 1943-1945

「終戦」の政治史 1943-1945

A5判 256ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-026225-5 C3021
奥付の初版発行年月:2011年02月

内容紹介

第二次世界大戦末期の和戦をめぐって,「終戦か,継戦か」という図式ではなく,政治・軍事指導者たちが拮抗し,戦局のなか変化していく諸要因を広範な史料から明らかにする.天皇が政治的に果たした役割,原爆投下論争の位置づけ,ソ連参戦の影響など軍事的圧力による国内政治の変容とその限界に迫る.


目次

序 論
第一章 統帥権独立の伝統の崩壊——軍部大臣の統帥部長兼任
 第一節 一九四三年九月三〇日の御前会議——絶対国防圏の設定
 第二節 大本営の改革構想
 第三節 昭和天皇の発言とその政治的影響
第二章 東条内閣の総辞職
 第一節 昭和天皇と内大臣木戸幸一
 第二節 サイパンの陥落と反東条運動
 第三節 昭和天皇と小磯内閣
第三章 鈴木貫太郎内閣と対ソ外交
 第一節 本土決戦と対ソ外交
 第二節 鈴木貫太郎内閣と六月八日の御前会議
 第三節 昭和天皇の態度の変化
 第四節 対ソ外交をめぐって
第四章 ポツダム宣言の受諾
 第一節 ポツダム宣言の影響
 第二節 原爆投下の影響
 第三節 ソ連の参戦の影響
 第四節 連合国回答文の影響
結 論


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