近世の土地制度と在地社会
A5判 328ページ
価格:7,150円 (消費税:650円)
ISBN978-4-13-026604-8(4-13-026604-7) C302
奥付の初版発行年月:2004年12月
価格:7,150円 (消費税:650円)
ISBN978-4-13-026604-8(4-13-026604-7) C302
奥付の初版発行年月:2004年12月
内容紹介
戦国期から近世成立期を中心に,近江,信州を対象として地域社会の構造を明らかにするとともに,その具体相を描き出す.厚い蓄積をもつ土地制度史の現在にいたる研究史を批判的に総括し,中世から近世への移行の意義を根本から見定める視座を提示する労作.
目次
序
第一部 土地制度史研究の到達点と課題——畿内近国を対象に
第一章 戦国期の土地制度
第二章 太閤検地と年貢収取法
第三章 近世初期の村落構成
第二部 近江における土地制度の展開
第一章 戦国・織豊期の土地制度と「小領主」——近江国余呉庄東野家を事例として
第二章 江北の土地制度と井戸村氏の土地所有
第三章 近世初頭の村落構成と土地制度
第四章 村の近世化と侍衆・庄屋——近江国野洲郡三上村において
第三部 信州東部における在地社会構造
第一章 寛永期の金融と地域社会
第二章 近世初期の宿,その構成と展開
第三章 近世村落の村運営と村内小集落——信州佐久郡下海瀬村を事例として