公共哲学叢書
丸山眞男論 主体的作為、ファシズム、市民社会
小林 正弥:編
A5判 288ページ
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-13-030129-9(4-13-030129-2) C303
奥付の初版発行年月:2003年02月
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-13-030129-9(4-13-030129-2) C303
奥付の初版発行年月:2003年02月
内容紹介
戦後日本を代表する知識人,丸山眞男をめぐっては,好意的にも批判的にも多くが語られ続けている.丸山の思想はいかなる可能性と限界をはらんでいるのか.誹謗論と護教論の2項対立を超えて丸山解釈の進展をはかり,未来に向けて,その思想を批判的に発展させる.
目次
序 章 丸山眞男と公共哲学(小林正弥)
第一部 主体的作為
第一章 丸山眞男における三つの主体像(宇野重規)
第二章 丸山眞男における「作為」論の展開(関谷昇)
第二部 ファシズムと市民社会
第三章 丸山眞男と歴史の見方(山口定)
第四章 丸山眞男とレンツォ・デ・フェリーチェ(石田憲)
第五章 丸山眞男の「市民社会論」(平石直昭)
終 章 丸山眞男の思想的発展(小林正弥)
特論I 「診断者」としてのヴェーバーと丸山(小川有美)
特論II 丸山眞男への批判的スタンス(山脇直司)