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思想・文化・信仰の遺産中東を読み解く 東大駒場連続セミナー

中東を読み解く 東大駒場連続セミナー 思想・文化・信仰の遺産

A5判 264ページ
価格:4,070円 (消費税:370円)
ISBN978-4-13-030213-5 C3030
奥付の初版発行年月:2024年09月 / 発売日:2024年09月下旬

内容紹介

多様な言語や文化,社会が息づく地域・中東をわたしたちは,地政学的な観点で統一して呼称し、単一的に見続けてきたいのではいか? 本書は中東の各地に息づいてきた多様性を示すことで,中東理解に新しい光を当て、新たなる視点で「中東」を再発見する。中東理解の新たなる展開。

著者プロフィール

高橋 英海(タカハシ ヒデミ)

東京大学大学院総合文化研究科教授、同研究科中東地域研究センター長

鈴木 啓之(スズキ ヒロユキ)

東京大学大学院総合文化研究科中東地域研究センター特任准教授

宇田川 彩(ウダガワ アヤ)

東京理科大学教養教育研究院講師

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はしがき

Ⅰ つなぎ、紡ぐ

第1講 「アレッポ人」と「ダマスカス人」からセファルディ系へ(宇田川彩)
第2講 「飛び去ったもの」の記憶(柳谷あゆみ)
第3講 ムスリム知識人が問うアラブ世界の近代(黒田彩加)

Ⅱ 過去の地層を巡る
第4講 中東のキリスト教遺産(辻明日香)
第5講 中世イスラームの食卓(尾崎貴久子)
第6講 イランの俗信の流儀(竹原 新)

Ⅲ 形づくる
第7講 アレヴィーと遺産(若松大樹)
第8講 ガルダイヤとジェルバ島のイバード建築(松原康介)
第9講 現代オマーンにおける文化遺産政策の展開(近藤洋平)

Ⅳ 引き継ぎ、広げる
第10講 アラビア語圏における国際法受容の初期段階(沖祐太郎)
第11講 アメリカでイスラームの伝統を学ぶ(髙橋 圭)
第12講 パレスチナ人にとっての遺産とアイデンティティ(鈴木啓之)

あとがき
索引


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